私と小さなお客様ゆうかちゃんとの間にあったエピソードをお話ししたいと思います。
私と小さなお客様ゆうかちゃんとの間にあったエピソードをお話ししたいと思います。
その日は、ハロウィンの仮装をして営業する日で、私はあるキャラクターに扮して接客していました。お店の扉が開き、仮装している私を見つけると、「あ!○○だ!」と目をキラキラ輝かせていました。ゆうかちゃんはそのキャラクターが好きだったらしく、私はテーブル担当ではなかったけど、たくさんお話をして、お手紙を書いてくれたり、折り紙を折って渡してくれたりしました。
半年くらいたってからのことです。ゆうかちゃんがまた来店してくれたのですが、私は申し訳ないことに、ゆうかちゃんのことをあまり覚えていませんでした。しかし、ゆうかちゃんのお母さんが「あ、なつさんだよ!」と言われたので、私は「会ったことあったかな?」と思い、少し戸惑っていたら、「ハロウィンの時、○○に仮装していましたよね。」と言われ、あの時の女の子だと気付き、そこで私たちはより仲良くなりました。
8月には、人生の一大イベント、ゆうかちゃんの誕生日がやってきました。ありがたいことに、彼女が晴れの日のお祝いに選んでくれたお店はOUTBACKでした。その日は自分の誕生日にも関わらず、たくさんお手紙や絵を描いて私に渡してくれました。OUTBACKからゆうかちゃんへ、誕生日のサプライズが終わると、ゆうかちゃんはどこか誇らしげな表情をしていました。帰り際にお母さんが、「本当は今日、ゆうかの誕生日で家族旅行に行くはずだったんですけど、ゆうかがどうしても、“アウトバックに行って、なっちゃんに会いたい!”と言って聞かなかったので、なっちゃんが働いているか分からなかったけど、今日はアウトバックに来たんです。」と仰っいました。私はそれを聞いてとても驚いたと同時に、自分に会いたいと思ってくれて、お母さんお父さんが考えてくれた家族旅行よりも、OUTBACKを、そして私を選んでくれたことがとても嬉しかったです。
ゆうかちゃんとのこのエピソードは、私が6年ほど働いてきたOUTBACKの中で一番の思い出になりました。これからもゆうかちゃんの成長を、OUTBACKで見守っていきたいです。